研究誌『要約筆記問題研究』の発行

「要約筆記問題研究」は毎年1回、発行する要約筆記分野唯一の研究誌です。テーマは要約筆記の質向上を目指した課題や実践例を掘り下げた研究論文を掲載。時宜を得たテーマが特色です。聴覚障害に関する内容、障害福祉全般にわたる課題などを取り上げます。専門家による寄稿は要約筆記者のみならず、聴覚障害に関する社会課題の解決に関心をお持ちの方々にとって、貴重な情報源となるでしょう。正会員、賛助会員の方には無料でお届けいたします。一般の方もお求めいただけます。
過去の研究誌は全要研オンラインストアでご購入いただけます。

要約筆記問題研究第35号

要約筆記60年史~証言と未来予測~
全要研ニュースの好評連載を大幅に加筆修正。要約筆記の黎明期から現在までの歴史を、生き生きとした物語として読んでいただけるものです。さらに「耳マーク」の歴史を知ることで、より立体的に要約筆記が歩んできた道のりを理解できる1冊です。

要約筆記問題研究第34号

障害者権利条約が活きる社会へ~総括所見を読み解く~
国連の障害者権利員会は2022年、日本の障害者権利条約の実施状況に関する初の審査を行い、総括所見を公表しました。その読み方のポイントを解説します。条約の理念を広め、地域での運動・活動に還元するためにお役立てください。

要約筆記問題研究第33号

復刊 ~「倫理」に関する9の考察~補稿 「医療現場における通訳者のコミュニケーション支援行為」
要約筆記者の倫理を扱った研究誌25号を復刊しました。新たに飯田美奈子先生にご執筆いただき、補稿を付けています。
対人援助者として、倫理は大切な視点です。ぜひ、日ごろの活動にお役立てください。

要約筆記問題研究第32号

コロナ時代の新たな支援とは
情報保障が必要な中途失聴、難聴者は、コロナ禍でコミュニケーションが取れない状況が深刻化しました。解決を加速させる必要が生じたとき、支援とは何かを問い直すことは、意味のあることだと考えます。
この視点でこの1年余りを振り返り、アフターコロナの社会で生かすため、「コロナ時代の新たな支援とは」をまとめました。今後の支援のあり方は利用される方々と語り合い、考えていくことだと思います。さまざまに協働する一助としてご一読ください。

要約筆記問題研究第31号

平成の30 年間、聴覚障害者支援はどう進展したのか
~「平成」を振り返り「令和」への課題を探る

~第Ⅰ部 障害者福祉制度の30年
第Ⅱ部 聴覚障害者支援の30年
第Ⅰ部は障害者福祉制度の30年の歩みを概観し、第Ⅱ部で聴覚障害者支援の経過をさまざまな角度から振り返ることとしました。執筆陣はいずれも平成のあいだ、制度改革や運動の中心にあって活躍されてきた方ばかりです。歴史に学び、未来につながる課題を見出だすヒントとしてご活用ください。

要約筆記問題研究第30号

障害者権利条約批准から5年
~パラレルレポートが示す課題~

Ⅰ 障害者権利条約の概要
Ⅱ 日本におけるパラレルポート作成の取り組み
「障害者権利条約が批准されてから早くも5年が経ちます。批准した締約国は、批准から2年以内、その後は4年ごとに国連の障害者権利委員会に定期報告を行います。委員会は対面による質疑 (建設的対話)などを行い総括所見 (勧告)を出します。障害者団体など民間団体は、パラレルレポートの提出やブリーフィングなどの方法で審査過程に参加することができます。研究誌30号では、「政府による報告」と2年間の議論を経てまとめられた「JDFパラレルレポート」について学びます。

要約筆記問題研究第29号

~ 要約筆記における通訳性 ~
「要約筆記は通訳である」という要約筆記を支える思想があります。
研究誌29号は、「要約筆記における通訳性」と題して3部構成にしました。
Ⅰ.通訳するとはどのようなことか
Ⅱ.テクノロジーと通訳
Ⅲ.役割から考える通訳
要約筆記とはなにか、要約筆記者が自らを通訳と認識して仕事ができる理由はどこにあるのか。いつもとは異なる角度で、これらを考察します。
また、人間にしかできないと感じている「要約」という行為と通訳との関連も探ります。

要約筆記問題研究第28号

~対人支援のありかた~
要約筆記者が社会福祉従事者との認識は少しずつ染み込んできました。
「対人支援」は、要約筆記者養成テキストのなかで、第13講「対人援助論」として取り上げられていますが、繰り返し学んでいただくことが重要なテーマです。実践の場では現実的な課題に対応することしか見えなくなることもあると思います。そうしたときに、この研究史に戻ってくださることもこの発刊の大きな意義になるものと思います。それぞれの活動のなかで大きなヒントとなる一冊です。